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ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団/時代を超えた合唱作品の旅

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今回、購入した「時代を超えた合唱作品の旅」というタイトルのCD14枚組のBOX・・・
なんと価格は税込3,263円。1枚当たり税込みでも233円!
中にはフォーレとラターのレクイエムのように、既に購入済みのものもありましたが、多くはもっていないものが多く、超お買い得のBOXと言うこともあり購入しました。
内容はケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団による合唱曲集。グレゴリア聖歌集、ウイリアム・バード、ヴィヴァルディ、バッハ、ヘンデルから近代のフォーレ、現代のバーンスタイン、ブリテン、ラターなどの合唱曲と、合唱ファンにとってはたまらないBOXです。

ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団は、少年合唱によるソプラノ・パートと、カウンターテナーによるアルト、テノール、バスという男声のみの合唱団。ソプラノが少年合唱と言うこともあり、どの曲も透明度の高い表現の音楽で、キングス・カレッジ礼拝堂に響き渡る合唱がとても美しい。

CD1からCD4の中ではCD3のウイリアム・バードが素晴らしい。清らかな少年合唱の歌声と男声のバランスが見事。癒しの音楽を聞かせてくれる。

CD5のヴィヴァルディでは「グローリア ニ長調RV589」が聴きもの。日本のアマチュアの合唱団でも定演などで良く歌われる曲で、合唱ファンにとっては、おなじみの曲。ヴィヴァルディというと、ついヴァイオリン協奏曲集の「四季」が頭に浮かびますが、「グローリア」はぜひ聴いていただきたい1曲。軽快で華やかな曲で始まりますが、抒情性や哀愁も感じさせる楽章と快活さのある楽章が交互に演奏される名曲だと思います。オケも合唱も少人数による演奏でバランスもとれていますが、個人的にはもう少し編成は大人数のほうが、この曲にあっている気はします。

CD6のバッハのカンタータ第147番と3つのモテットですが、カンタータではソプラノ独唱にエリー・アメリンク、メゾ・ソプラノにジャネット・ベイカーといった豪華独唱陣ですが・・・この曲は、やはりドイツのカール・リヒター指揮/ミュンヘン・バッハ合唱団で聴きたい。悪い演奏ではありませんが、何となく軽くやや平凡か・・・

CD7、8のヘンデルの「メサイア」全曲ですが、HIROちゃんの手許には同じケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団による演奏ですが、このBOXの演奏よりも新しい1993年録音のスティーヴン・クレオバリー指揮による演奏の音源があります。この音源はCD2枚による全曲と、ボーナスで全曲の映像DVDが収められたブリリアント・レーベルのBOXですが、購入時950円でした。(価格シールが貼ってありました) 同じ「メサイア」なら、こちらがお薦めですが・・今でも入手は可能でしょうか?(BRILIANT CLASSICS 94127)

CD9のフォーレの「レクイエム」ですが、これは文句なしの名盤でしょう。HIROちゃんのライブラリーには、同じケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団によるフィリップ・レッジャー(レッドゥガー?)指揮によるCDがあります。しかし、ソプラノ・ソロにボーイ・ソプラノを起用したこちらのデヴィット・ウィルコックス指揮盤のほうが、個人的には好みです。ボーイ・ソプラノの歌唱は素晴らしい。
フォーレのレクイエムはオーケストラの版がいくつかあるのですが、聴いた感じでは、このウィルコックス盤は1900年のパリ万博でのフルオーケストラ版のようです。

CD10からCD13まではバーンスタイン、ブリテン、ラターと言った現代作曲家の曲ですが、ここでは何と言ってもジョン・ラターの「レクイエム」が名曲名盤! このラターのレクイエムについての曲と演奏については、このブログに投稿を以前に書いていますので、末尾のアドレスからフォーレのレクイエムとあわせて読んでいただければと思います。
ジョン・ラターの「レクイエム」は、ぜひ聴いていただきたい、お薦めの曲です。
その他ではバーンスタイン、ブリテンの曲もなかなか聴きごたえがあります。

CD14はクリスマスの名曲が収められています。聴きなれた親しみのある曲が多く、おなじみのグルーバーの「きよしこの夜」などは実に素晴らしいい。

正にこのBOXは「時代を超えた合唱作品の旅」にふさわしい内容で、合唱ファンのみならずクラシック音楽ファン全般の方にお薦めのBOXと言えます。
末尾に購入先のタワー・レコードの通販サイトから、このBOXの曲目を一部コピーしておきます。

過去の関連投稿記事は、こちらです。
■ジョン・ラターの「レクイエム」
https://ameblo.jp/hirochan-amp/entry-12528093632.html
■フォーレの「レクイエム」
https://ameblo.jp/hirochan-amp/entry-12528093397.html

【曲目】
《CD1:グレゴリオ聖歌集》
スティーヴン・クレオバリー(指揮) 2004年

《CD2:バード:ザ・グレイト・サーヴィス(大典礼曲)》
ウィリアム・バード(1543-1623):
ザ・モーニング・サーヴィス(早祷)
聖餐式
スティーヴン・クレオバリー(指揮)、
ロバート・グレアム=キャンベル(先唱者)
1985年

《CD3:16世紀の合唱作品集》
スティーヴン・クレオバリー(指揮) 1984年

《CD4:シャルパンティエ:テ・デウム》
1.テ・デウム H.146
2.マニフィカト H.74
フィリップ・レッジャー(指揮) 
アカデミー室内管弦楽団 他 1978年

《CD5:ヴィヴァルディ:グローリア》
1.グローリア ニ長調RV.589
2.ディキシット・ドミノス ニ長調 RV.594
3.マニフィカト ト短調 RV.610
スティーヴン・クレオバリー(指揮)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック 他
2001年

《CD6:バッハ、カンタータ第147番、モテット集》
エリー・アーメリンク(ソプラノ)、ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
イアン・パートリッジ(テノール)ジョン・シャーリー=カーク(バス)、他
デイヴィッド・ウィルコックス(指揮)
アカデミー室内管弦楽団 1972年

《CD7-8:ヘンデル:メサイア》
ヘンデル:オラトリオ『メサイア』HWV.56(全曲)
デイヴィッド・ウィルコックス(指揮)
アカデミー室内管弦楽団 ]1972年

《CD9:フォーレ:レクイエム》 他
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 他
デイヴィッド・ウィルコックス(指揮) 1967年

《CD10:バーンスタイン、ブリテン:合唱作品集》
フィリップ・レッジャー(指揮) 1974年

《CD11:ハーバート・ハウエルズ:楽園の賛歌》
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):『楽園の賛歌』(全曲)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 他
デイヴィッド・ウィルコックス(指揮) 1970年

《CD12:IKOS》
1.作者不詳:救い主のうるわしき母
2.グレツキ:すべてはあなたのもの Op.60
3.作者不詳:めでたし恩寵にみちたマリア
4.グレツキ:アーメン Op.35
5.作者不詳:レジーナ・チェリ・レターレ、アレルヤ
6.ペルト:マニフィカト
7.作者不詳:Alleluia. Venite ad me
8.作者不詳:至福
9.作者不詳:幸いなるかな、心清き  他
スティーヴン・クレオバリー(指揮) 1994年

《CD13:ジョン・ラター:レクイエム》
1.レクイエム
2.来たり給え、創造主なる聖霊よ
3.なんと甘美な音楽
4.光の創造主への讃歌
5.詩篇第95番『主にむかいて新しき歌をうたえ』(カンターテ・ドミノ)
6.カントゥス
7.テ・デウム
スティーヴン・クレオバリー(指揮)
シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア、ザ・ウォーレス・コレクション
1998年

《CD14:9つの朗読とキャロルの祭典》
フィリップ・レッジャー(指揮)
トーマス・トロッター(オルガン) 1979年

では、きょうは、このへんで・・・HIIROちゃんでした。 (^.^)/~~~
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コメント

yositaka

すばらしいフォーレのレクイエム
ウィルコックス指揮のフォーレは懐かしい盤です。セラフィム1000シリーズの青ジャケ。当時はクリュイタンスかコルボが圧倒的シェアだったと思いますが、これだって負けていません。にもかかわらず地味な存在だったのはイギリス勢だったからでしょうか。そういえば、さして古い録音でもないのに廉価盤になりがちなのは、イギリス勢が多かったような気がしますね。

HIROちゃん

ウィルコックス指揮のフォーレは名盤です。
yositakaさん、コメントありがとうございます。
フォーレのレクイエムは、自分でもアマチュアの一般合唱団で歌っていた時に、全曲を3、4回歌った経験もあり、好きなレクイエムのひとつです。
このウィルコックス盤は、確かにクリュイタンスや、コルボと比較すると、それほど人気はありませんが、非常に好きな演奏で個人的にはクリュイタンスの演奏より好きですね。
コルボ盤は旧盤のベルン交響楽団との演奏をとります。

それにしてもこのBOXはHIROちゃんにとっては、たまらない企画のBOXでした。
何より価格が安く演奏が良い!
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