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フォーレの宗教合唱曲「小ミサ曲」/レクイエムを連想させる美しい小品曲

フォーレの書いた宗教曲と言うと。まず頭に浮かぶのは「レクイエム」ですが、レクイエム以外にも宗教合唱曲をいくつか書いています。そんな中から今回紹介するのは「小ミサ曲(Messe Basse)」です。
この曲にはフォーレの作品番号がなく、レクイエムより以前の作品のようです。3声の女声合唱と、メゾ・ソプラノの独唱、オーケストラではなくオルガン又はハルモニウムの伴奏のみで演奏されます。
曲は「キリエ」「サンクトゥス」「ベネディクトゥス」「アニュス・デイ」の4楽章で、通常のミサ曲で歌われる「グローリア」と「クレド」は省かれています。そのためか華やかさや、力強さ、荘厳さといったものは、この曲では感じられません。女声合唱ということもあり、どこまでも力みのない澄みきった透明な色感の曲となっています。
 各楽章とも2、3分の短い曲で、全曲でもわずか10分程度の正に「小ミサ曲」となっています。この曲の和声と旋律の美しさは、レクイエムを連想させる、いかにもフォーレらしい独自の音楽となっています。

この曲をはじめて知ったのは、今から約50年前、大学のサークルの合唱団で歌っていた時に、女声合唱の指揮者が、この「小ミサ曲」がお気に入りで勧めてくれたのがきっかけでした。その頃、アルバイトをしていたレコード店で購入したのが、下の写真のLPレコード・・・

■ジャン=ポール・クレーデル指揮/ジャン=ポール・クレーデル合唱団

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フォーレの「小ミサ曲」など女声合唱によるフランス声楽曲を収めたモノラルのLPレコードです。当時、LPレコードと言えば1枚2,400円位のものが多かったのですが、HIROちゃんは、もっぱら1,000円の廉価盤ばかりを買っていました。
このLPは日本コロンビアから発売されていた「エラート1000シリーズ」の中の1枚。フルートのランパルや、レーデル、チェロのシュタルケル、ハープのラスキーヌ、といった奏者や指揮者のパイヤールといった演奏が多かった廉価盤で、ステレオ録音とモノラル録音のものが混ざっていたシリーズでした。
 この他にも誰の演奏かは覚えていないのですが、LPレコードがあったはずなのですが、LPの枚数も結構あり整理が悪いため、今回は探しても見つかりませんでした。

CDは、「レクイエム」とのカップリングが多いのですが、手元には下記の5種類の「小ミサ曲」の音源を架蔵しています。もしかしたら、あと1枚位はあるかもしれません。

■ミシェル・コルボ指揮/アンサンブル・ヴォーカル・デ・ローザンヌ

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■ジョン・オールディス指揮/グループ・ヴォーカル・ド・フランス

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■サー・フィリップ・レドゥガー指揮/ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団

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■デイヴィット・ヒル指揮/ウエストミンスター・カテドラル合唱団

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■ロス・ボブル指揮/イングリッシュ・ヴォイシス

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これらの演奏の中ではミシェル・コルボ指揮/アンサンブル・ヴォーカル・デ・ローザンヌの演奏がお薦め。独唱者、合唱とも文句無し。心が洗われる美しい女声合唱の演奏でとても透明で癒されます。
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団と、ウエストミンスター・カテドラル合唱団は、女声合唱の代わりに児童合唱となっていて純粋な演奏なのですが、ウエストミンスター・カテドラル合唱団の演奏は少し力みがあります。また、ボーイ・ソプラノの「キリエ」と「ベネディクトゥス」での独唱は声が幼稚すぎで力が入り過ぎのため少し残念。児童合唱で聴くならケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団のほうでしょう。

数あるレクイエムの中で、フォーレのレクイエムをこよなく愛するHIROちゃんですが、フォーレのレクイエムがお好きな方なら、きっとこの「小ミサ曲」もお気に入りの曲になるでしょう。機会があればぜひ聴いてみてください。

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。  (^^♪
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