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テノール歌手、カレーラス、ドミンゴ、パヴァロッティの1990年コンサート・ライブ

今回紹介するのは1990年のFIFAワールドカップ・イタリア大会の時に、ホセ・カレーラス、ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴの3人が初めて一堂に会し、「3大テノール伝説のコンサート」と言われたライブを収録したDVDです。

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テレビの画面をデジカメでパチリ・・・
カレーラス
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パヴァロッティ
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ドミンゴ
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このコンサートは古代ローマのカラカラ浴場の舞台で行われたもので、これはカレーラスが白血病になり、白血病の研究と、骨髄提供者の登録支援事業の支援を行うため、設立した「ホセ・カレーラス国際白血病財団」への寄金のために構想され、ドミンゴとパヴァロッティが仲間の復帰を歓迎するためでもあったと言われています。

このコンサートでは6,000席のチケットが10分で売れ切れ、しかもオペラのアリアなどを純粋に聴きたいマニアからはクラシック以外のポピュラーや民謡曲も多かったせいか「商業主義のコンサートだ」との批判もあったようですが、このコンサートの成功で声楽に興味を持つクラシックの愛好家が増えたのも事実とか・・・
そう言われれば確かに多少の違和感もあるかもしれませんが、「このコンサートを生で聴いたら凄かっただろうな~~聴いた人が羨ましい・・・」とHIROちゃんは思いました。
3人は、ある意味ライバルでもあり、本当に仲が良かったかどうかはわかりませんが、映像を見ていると、それぞれが歌い終わり退場するときに、次の歌手と笑顔でバトンとしてハイタッチをしたりハグをしています。これはCDでの音源ではわかりませんね。
3人ともそれぞれ同じテノールでも声の特徴とか歌い方は異なります。豊麗で豊かな声量と輝かしい高音のパヴァロッティ、・・ドラマティックで特に安定した中音域でオペラで見せる巧みな表現のドミンゴ、・・懸命な歌い方と情熱を感じさせるカレーラス、・・・といった具合でしょうか・・
そのため、3人それぞれが得意なレパートリーでは実に圧倒される見事な歌唱ですが、フィナーレでの3人による重唱になると、何故か1人1人の個性が強く歌唱に表れ、競い合っているかに聴こえる部分もあるのが面白い。

HIROちゃんの手元には、下記の1994年のワールドカップ・アメリカ大会開催時の「ドジャー・スタジアム」でのメータ指揮のコンサートのライブ録音のCDと、1998年のワールドカップ・パリ大会でのジェイムズ・レヴァイン指揮でカレーラス、パヴァロッティ、ドミンゴによるライブ録音のCDがあります。
なお、1994年のワールドカップ・アメリカ大会開催時のコンサートは同年12月25日にNHKで放映され、VHSに録画したものを今でも持っているのですが、VHSデッキが壊れて今はないので見ることが出来ません。

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これらのワールドカップ開催時の3回のコンサートのライブを聴くと、歌に若さが感じられる最初の紹介した1990年盤がHIROちゃんにとっては感動的な演奏です。
このコンサートは、曲だけ聴くよりも映像で見たほうが感動しますね。最後まで飽きずに鑑賞できるDVDです。このDVDに収録された曲は下記のとおりです。

【曲目】
1) フェデリコの嘆き(チレア:歌劇《アルルの女》より)
2) おおパラダイス(マイアベ―ア:歌劇《アフリカの女》より)
3) 妙なる調和(プッチーニ:歌劇《トスカ》より)
4) 君はわが心のすべて(レハール:喜歌劇《ほほえみの国》より)
5) つばめは古巣へ(ディ・クレシェンゾ)
6) カタリ・カタリ(カルディッロ)
7) 帰れ、ソレントへ(デ・クルティス)
8) グラナダ(ララ)
9) そんなことはあり得ない(ソロサーバル:サルスエラ《港の酒場女》より)
10) ある日青空を眺めて(ジョルダーノ:歌劇《アンドレア・シェニエ》より)
11) 星は光りぬ(プッチーニ:歌劇《トスカ》より)
12) 誰も寝てはならぬ(プッチーニ:歌劇《トゥランドット》より)
13) フィナーレ・メドレー
1. マリア(バーンスタイン:《ウェスト・サイド物語》より)
2.トゥナイト(バーンスタイン:《ウェスト・サイド物語》より)
3.太陽の大地(ダンニバーレ)
4.シェリト・リンド(メキシコ民謡)
5.メモリー・(ロイド=ウェッバー:《キャッツ》より)
6.黒い瞳(ロシア民謡)
7.カミニート(フィリベルト)
8.ばら色の人生(ルイギー)
9.マティナータ(レオンカヴァルロ)
10.ウィーンわが夢の街(ジーツィンスキー)
11.アマポーラ(ラカージェ)
12.オ・ソレ・ミオ(ディ・カプア)
14) アンコール
1.オ・ソレ・ミオ(ディ・カプア)
2.誰も寝てはならぬ(プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》より)

【演奏】
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)(3,5,7,12-14)
プラシド・ドミンゴ(テノール)(2,4,9,11,13,14)
ホセ・カレーラス(テノール)(1,6,8,10,13,14)

アンドレア・グリミネルリ(フルート)(5)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
ローマ国立歌劇場管弦楽団
ズービン・メータ(指揮)

【収録】
1990年7月
ローマ・カラカラ浴場〈ライヴ〉

それぞれの得意なレパートリーを披露したり、フィナーレ・メドレーでは三人揃って歌ったりと、最後まで聞く人を飽きさせることのないコンサートの模様を収録したライヴでした。

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。 (^^♪
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コメント

シュレーゲル雨蛙

ああ、これは・・・・・・
この3人セットは大ヒットになり、その後、日本でもどこかで行なわれたようです。
ぼくは21世紀になる少し前まで東京都民でしたが、そのころ、非常勤暮らしをしていて、非常勤仲間の一人が大枚はたいて聴いてきたという記憶があります。いま、調べたら1996年にのことだと思います。1999年にも来ているようですが、そのときぼくはもう東京都民でなくなっていました。
あんまり有名なものだから、じつは映像でも見ていません。
でも、エンリコ・カルーソー等も野外でコンサートを開いたそうだから、こういうイベントはオペラ歌手にはアリなんだと思います。それに、HIROちゃんさんがよいとおっしゃっているのも、我が背中を押しているようです。でも、この三人以降は誰がいるんだろう?
少し話は逸れますが、関西にオペラを広めた野口幸助の『そなた・こなた・へんろちょう』によると、戦後まもなく甲子園で「アイーダ」を上演したそうです。
ええっ、野球場でオペラ??? しかも大スペクタクル。本物の馬とかも凱旋行進に出演したとのこと。
ところが馬があまりの観衆に動転して遁走し、甲子園前の道を東に流れる武庫川に向かって駆け出したそうです。いまも途中に警察署や女子大がある辺りですから、きっと大騒ぎだったでしょう。
オペラ歌手の野外コンサートもおもしろそうだなと、頭にいろいろな想像を浮かべながら読みました。

HIROちゃん

日本でも・・・
シュレーゲル雨蛙、コメントありがとうございます。
日本でもコンサートをしているんですね~~~知りませんでした。

話は異なりますが、歌手のコンサートはあまり行った経験がありませんが、フィッシャー・ディースカウのコンサートを生で聴いたことがあります。シューベルトの「冬の旅」だけ・・ピアノ伴奏はサヴァリッシュでした。全曲聴いたらとても疲れましたね・・・

えっ?・・・甲子園で「アイーダ」を上演???
そんなことがあったのですか・・驚きですね。凱旋行進の本物の馬が逃げ出すとか・・
初めて聴く話です。凄い話です・・・

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