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ブルックナー作曲 / ミサ曲第3番ヘ短調・・・ヨッフム、チェリビダッケ 他

このところブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」について投稿しようかと、手持ちの音源をいくつか聴き直しているのですが、正直、この第4番の交響曲ですが、HIROちゃんはあまり好んで聴くことが少ないためでしょうか・・・演奏の評価が難しい曲です。しばらく続けて何種類か聴いていたのですが、疲れてきて聴く気力があまりおきなくなってしまいました。そんなことで、ここ最近、第4番はあまり聴いていません。

 さて、ブルックナーというと交響曲が有名なのですが、宗教曲も見逃せません。彼の宗教曲の代表的なものとしては「ミサ曲第1番」(1864年作)、「ミサ曲第2番」(1866年作)、「ミサ曲第3番」(1868年作)、「テ・デウム」(1884年作)、「詩篇第150篇」(1892年作)などがあります。
先月にあまり知られていない?ブルックナーの「レクイエム」を紹介しましたが、今回は「ミサ曲第3番ヘ短調」を紹介します。この曲は前述のように1868年に作曲されたものですが、その後、何度か修正され改訂されています。
 冒頭から透明感のある「キリエ」、突き進むようなキビキビとした「グロリア」、力強さと独唱に絡み合う弦楽器のソロの美しさと、劇的な表現の「クレド」、力強さを感じる「サンクトゥス」、そして美しく優美な「ベネディクトゥス」、祈りに満ち溢れた最後の「アニュス・デイ」 ・・・少し長い演奏時間の曲ですが、なかなか聴きごたえのあるミサ曲です。

この曲のHIROちゃんのライブラリーは下記の4種類しかありません。4種類ともそれぞれ美しく素晴らしい演奏です。

オイゲン・ヨッフム指揮
 バイエルン放送交響楽団・合唱団 他 (1962年)
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サー・コリン・デイヴィス指揮
 バイエルン放送交響楽団・合唱団 他 (1988年)
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ヘルムート・リリング指揮/シュトゥットガルト放送交響楽団
 ゲッヒンガー・カントレイ・シュトゥットガルト 他 (1992年)
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セルジウ・チェリビダッケ指揮
 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団・合唱団 他 (1990年)
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 ヨッフムとデイヴィスは、どちらもバイエルン放送交響楽団・合唱団による演奏で、デイヴィス盤はオリジナル版の楽譜を使用しています。ヨッフムはブルックナーを得意としているためか、全曲をとおして隙のない堂々とした貫禄のある演奏で、オケも合唱も素晴らしい。特にキビキビしたテンポで力強さを感じる劇的な「クレド」は聴きごたえがあります。

 これらの中で最も心に刺さるのはチェリビダッケの演奏・・・この曲の演奏時間は大体62分位が多い?とのことですが、この4種類ではヨッフムが最も早く約58分、リリングが約62分、デイヴィスが約65分となっていますが、チェリビダッケの演奏時間は実に約77分と、他の演奏と比較するとかなり長く遅いテンポになっています。
 しかし、けっしてダレたり、引きずるような演奏ではなく、オーケストラ、独唱、合唱とも一体となった緊張感のある演奏で、特に合唱のピアニッシモが美しい。
冒頭から、清澄かつ荘厳な音楽が最後まで続きます。チェリビダッケの演奏で他の演奏者と大きく異なるのは遅いテンポばかりでなく、特にオーケストラの弦の聴かせ方が全く異なります。録音のせいも多少あるのかもしれませんが、ヴァイオリンの旋律を十分に弾かせ音が浮き出ています。また、この曲では独唱部分にヴァイオリンのソロが絡みつくところが「キリエ」や「クレド」で聴かれますが、十分にヴァイオリンの音を浮き出させ美しさを表現しています。この部分は実に美しく素晴らしい。(聴かれる方によっては、ヴァイオリンのソロが目立ちすぎて嫌だというかもしれません)

ただ、この録音で残念なのはライブ演奏の録音なので客席の「咳払い」の音が冒頭から結構入っています。・・・まあ、これは仕方ありません。
交響曲的な雄大な荘厳さを望むならヨッフム盤、宗教的な祈りを強く望むならチェリビダッケ盤だろうか・・・

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。 (^^♪
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