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ラッスス(ラッソ)の「5声のレクイエム」 / プロ・カンティオーネ・アンティクァ

「レクイエム」というと、声楽曲や宗教曲などをあまり聴かないクラシック音楽ファンでも、モーツアルトや、ヴェルディ、フォーレなどのレクイエムを好む方は多いですね。また、ラテン語による典礼文ではありませんが、ドイツ語によるブラームスの「ドイツ・レクイエム」などは有名ですし、クラシック・ファンならば、これらの曲は聴かれる方は多いでしょう。
レクイエムは多くの作曲家の作品があり、ベルリオーズ、ドヴォルザーク、サン=サーンス、シューマンなど・・・また、近代から現代ではブリテンの「戦争レクイエム」やデュリュフレや、ラターなどのレクイエム・・・

 そんな中、今回紹介するレクイエムはラッスス(ラッソという表記もある)( Orlande de Lassus ) の「レクイエム」です。
ラッスス(ラッソ)は1532年?生まれ1594年に亡くなったルネサンス後期の作曲家で、イタリアのパレストリーナ(1525年頃-1595年)と同年代です。
 ラッスス(ラッソ)は「4声のレクイエム」(この曲は未聴)と、「5声のレクイエム」の2曲を作曲していますが、今回紹介する「5声のレクイエム」はグレゴリオ聖歌の「死者のためのミサ」の旋律を採り入れて書かれたものです。
この曲では、プロ・カンティオーネ・アンティクァによる演奏が名盤だと言うことで、何度も再発売されているようです。HIROちゃんもこの音源のCDを持っています。

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 プロ・カンティオーネ・アンティクァは、15世紀から16世紀にかけての古い合唱曲を得意としている男声合唱の聖歌隊で指揮者はブルーノ・ターナーです。
この「5声のレクイエム」は、無伴奏で演奏され、次の8曲から構成されています。

1.Introitus
2.Kyrie
3.Graduale(Cantus gregorianus)
4.Tractus"Absolve Domine"
5.Offertorium"Domine Jesu Christe"
6.Sanctus-Benedictus
7.Agnus Dei
8.Communio"Lux aeterna"

  この曲ではモーツアルトやヴェルディのレクイエムのディエス・イレ(怒りの日)などで聴かれるような激しさは全くありません。中世・ルネサンス音楽は「祈り」が中心、全曲をとおして教会で聖歌を聴いているような感じです。特にAgnus Dei(アニュス・デイ)から終曲まではとても美しく、心が癒されます。

  前記のように、このCDの録音は屈指の名盤・名演奏と言われているのですが、聴いてみると、このプロ・カンティオーネ・アンティクァの演奏では、何故かカウンター・テナーの声が若干、目立ち過ぎ、また声自体が少し鋭く、澄んだ美しさや柔らかさがあまり感じられないのが残念。(あくまでも個人的な感想ですが・・・)
この「5声のレクイエム」ですが、CDのカタログなどを調べてみると、今のところ、このプロ・カンティオーネ・アンティクァの録音以外の演奏となると、ガレス・ウィルソン指揮/ケンブリッジ・ガートン大学合唱団による2016年録音の2種類しか見当たりません。
とても音源の少ない曲ではあるのですが、ルネサンス期の音楽を好む方ばかりでなく、多くの方に聴いていただきたい「レクイエム」のひとつです。

※2021/12/15追記
スティーブン・クレオベリー指揮/King's College Choral Scholarsの演奏のCDもあるようです。

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。 (^^♪

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コメント

よしな

先ほどはありがとうございました。
HIROちゃんさま、こちらでははじめまして。
よしなと申します。リンクをしてくださいましてありがとうございます。

ラッススのレクイエム大好きです。
この盤以外にも存在する貴重な情報を知る事が出来嬉しくて飛び上がりました。

どうぞ、これからも末永くよろしくお願い申し上げます。

HIROちゃん

ありがとうございます。 ビクトリアもいいです。
ありがとうございます。
ラッススのレクイエムは好きな曲のひとつ・・・
ヴィクトリアや、ビーバーのレクイエムもいいですね。
HIROちゃんの簡単な過去の投稿です。

https://hirochan29dec2951.blog.fc2.com/blog-entry-648.html

https://hirochan29dec2951.blog.fc2.com/blog-entry-510.html

現代ではジョン・ラターのレクイエムが超大好き!
https://hirochan29dec2951.blog.fc2.com/blog-entry-957.html

HIROちゃん

スティーブン・クレオベリー指揮もあるようです。
よしなさん
スティーブン・クレオベリー指揮/King's College Choral Scholarsの演奏のCDもあるようです。タワーレコードの通販では在庫切れの「お取り寄せ」ですが・・・

スティーブン・クレオベリー指揮のキングスカレッジの演奏はフォーレのレクイエムなど結構多くのCDをHIROちゃんは持っています。多分、ボーイソプラノだと思います。

老究の散策クラシック限定篇

古楽への誘い
ラッソのYouTube音楽が検索してもモノがないようです。
パレストリーナはTheSixteen、プロカンティオーネアンティクワ、タリススコラーなど検出可能だとおもいます。
HIROちゃんさんなら自室の膨大なディスコグラフを探せば出てくると思います。
ヘンデルの鍵盤楽器のための組曲集!!
1974年スタンリー・キューブリック監督の映像絵巻バリーリンドン冒頭メインテーマにぶつけられたサラバンド(組曲第4番HWV437)につづく
HWV428、431、432、433・・・・・
なんだかんだこれのピアノトランスクリプション版の録音がまあまあ存在しますが
とりあえずはまずチェンバロの古式哀切に満ちる調べに時を忘れる思いです
ありゃヘンデルってこんなに良かったかと
ヘンデルって水上、王宮、メサイア等の賑やかおまつり傾向だけのヒトとしての認識が強かっただけに
ブリリアントのボルグステーデ盤、ナクソスのカクストン盤がお勧めです。
ぜひぜひ空いてる気が向いた時間にご試聴を

HIROちゃん

ヘンデルの曲・・・
老究の散策クラシック限定篇さん
コメントありがとうございます。
パレストリーナは結構持っているかも・・・
ヘンデルのチェンバロ組曲第1集や第2集のHWV428、431、432、433・・・
この組曲集には俗にいう有名な「調子のよい鍛冶屋」や、ト短調 HWV 432の「パッサカリア」などがあるのでHIROちゃんも1、2枚は持っているのですが、探してみないと・・(整理が出来ていない)誰の演奏かおぼえていません。正直、これらのヘンデルの曲はあまり進んでは聴いていません。・・
水上、王宮、メサイア等‥これらの曲は、HIROちゃんも何種類かづつ持っていますし、オペラだと「セルセ HWV 40」などは手元にあるのですが・・・ヘンデルを聴くよりバッハに手が伸びてしまいます。
CDを探し、お薦めの曲が出てきたら聴いてみたいと思います。
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HIROちゃん

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