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フリッツ・ライナー指揮、シカゴ交響楽団による名演奏集 (表記に間違いはあるけれど)

今回紹介するのはMembran/Documents から発売されている「フリッツ・ライナー指揮、シカゴ交響楽団による名演奏集」のCD10枚組のBOX・・・
CD1枚分の価格で10枚の名演奏が聴ける超お買い得な廉価BOX、今でもタワーレコードやHMVなどの通販サイトから購入できます。(8/22現在、タワレコは、お取り寄せになりますが、HMVには在庫があるようです)

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さて、フリッツ・ライナーについては、以前、このブログ(Yahooブログ時代)でR・シュトラウス生誕150周年を記念して発売された、RCAのCD11枚組のBOX 「R・シュトラウス作品集」でも簡単に投稿しましたが、今回紹介するBOXは、フリッツ・ライナーがシカゴ交響楽団と1954年から1960年にかけて録音した代表的な曲を10枚にまとめたもので、曲目も交響曲や管弦楽、協奏曲などバラエティーに富んだ選曲となっています。

【曲目】 購入したタワーレコードの通販サイトからコピーしました。
[Disc.1]
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」Op.40
交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.30 1954年録音
[Disc.2]
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲Op.77
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vln)  1955年録音
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op.20 1954年録音
[Disc.3]
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
エミール・ギレリス(pf)  1955年録音
バルトーク:管弦楽のための協奏曲 1955年録音
[Disc.4]
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 1955年録音
[Disc.5]
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
1957年録音
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲Op.35
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vln)  1957年録音
[Disc.6]
チャイコフスキー:祝典序曲「1812年」
メンデルゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
リスト:メフィストワルツ第1番
ブラームス:悲劇的序曲  1956年録音
ストラヴィンスキー:交響詩「うぐいすの歌」
1956年録音
[Disc.7]
マーラー:交響曲第4番
リーザ・デラ・カーザ(Sop)  1958年録音
[Disc.8]
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」Op.35
1960年録音
プロコフィエフ:組曲「キージェ中尉」  1957年録音
[Disc.9]
ロッシーニ:序曲集
歌劇「ウィリアム・テル」「歌劇「絹のはしご」
歌劇「ブルスキーノ氏」 歌劇「セビリャの理髪師」
歌劇「泥棒かささぎ」 歌劇「シンデレラ」
1958年録音
モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」K.425
1954年録音
[Disc.10]
ヨハン・シュトラウス:ワルツ「ウィーン気質」Op.354
ワルツ「芸術家の生活」Op.316
ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「わが人生は愛と喜び」Op.263
ヨハン・シュトラウス:ワルツ「南国のばら」Op.388
宝のワルツOp.418 ポルカ「雷鳴と電光」Op.324
1960年録音
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番
バイロン・ジャニス(pf)  1957年録音

これらの録音の中では、何曲かはモノラル録音(これは後から述べますがシカゴ交響楽団ではない?)ですが、ステレオ録音が多いBOXになっています。これらはステレオ最初期の録音とは言え、かなり音質は良いです。10枚組の廉価盤ですが、もともとの録音が良いので、音に不満はありません。

 まだ何曲かは聴いていない曲もあるのですが・・、聴いた中から 順不同ですが、いくつかの演奏を簡単に紹介します。
まず、R・シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」ですが、ライナーが1953年にシカゴ交響楽団の音楽監督に就任してから翌年、1954年に録音したものです。
(3月に録音したものですが、1954年3月といえば、フルトヴェングラーもまだ生きていました。同年に亡くなりましたが、フルトヴェングラーはEMIでベートーヴェンの交響曲第9番「合唱」のステレオ録音計画があったとか?・・彼のステレオ録音が聴けなかったのは本当に残念です。)

話は戻り、ライナーの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」ですが、ライナーは1960年にも再録音をしていますが、この1954年盤は、最初期のステレオ録音とは言え、信じられないくらいの臨場感のある名録音です。音の分離も良く、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリンを左右に分けた対向配置もはっきりと聴き取れますし、打楽器や管楽器も鮮明でダイナミック・レンジも広い。シカゴ交響楽団の輝かしい音を聴かせてくれます。この曲の名盤のひとつと言えるでしょう。

 交響詩「英雄の生涯」は、ライナー/シカゴ交響楽団との最初の録音で、なかなか聴きごたえのある名演です。これも交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」と同じ1954年3月の録音ですが、交響詩「英雄の生涯」の録音は3月6日、交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」の録音は8日と3日しか変わらないのですが、このBOXの「英雄の生涯」は、なぜかモノラル録音です。この録音はシカゴ交響楽団ではなく、1947年のピッツバーク交響楽団との同曲の録音ですね。(Membranの廉価BOXはよく購入するのですが、このような間違いがよくあります。なお、冒頭で書いたR・シュトラウス生誕150周年を記念して発売された、RCAのCD11枚組のBOX 「R・シュトラウス作品集」では1947年のピッツバーグ盤と1954年のシカゴ盤の両方を聴くことができます。あらためて1954年盤を聴いてみると素晴らしい音です。
同様に交響詩「ドン・ファン」も1954年録音と表記されていますが、これは1941年ピッツバーグ交響楽団とのSP録音ですね。

バルトーク/管弦楽のための協奏曲・・これは名演!
この録音もステレオ最初期の1955年ですが音は文句なし、演奏もピカイチで、緻密なアンサンブルが今聴いてもとても新鮮さを感じます。

ハイフェッツとのブラームス/ヴァイオリン協奏曲ですが、ハイフェッツにとっては多分2度目の録音、自身のカデンツァも聴きものですが、チャイコフスキーの協奏曲同様、巨匠同士の切れ味のよさが目立つこの2曲の演奏は、なかなか魅力があります。

他の協奏曲では、バイロン・ジャニスとのラフマニノフ/ピアノ協奏曲第1番ですが、ジャニスはキリル・コンドラシンとも後に録音しています。このライナーとの録音はRCAの「リビング・ステレオ」期の録音で、普段、ラフマニノフのピアノ協奏曲では第2番を多く聴くHIROちゃんにとっては、このライナーとの第1番は貴重な音源のひとつです。

ギレリスとのチャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番はモノラル録音。ギレリスのこの曲のステレオ録音は、ほかに何回か録音しているので、わざわざこのモノラル盤を引っ張り出してまでは、あまり聴く気がしません。
この演奏は、1955年録音と表記になっていますが、コンスタンチン・イワノフ指揮/モスクワ放送交響楽団との1951年盤じゃないのかな?・・わからない・・

ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」ですが、このBOXでは1955年録音となっていますが、1954年と表記されているものもあり、どちらが正しいのかわかりません。同じベートーヴェンの第5番と同じような演奏で、全体的に切れ味の良いダイナミックな演奏です。

マーラーの交響曲第4番は、デラ・カーザの歌唱は聴きごたえがありますが、ライナーにとってマーラーは得意かどうかはよくわかりませんが、あまり好みの演奏ではありません。モーツアルトの交響曲第36番「リンツ」も同様。このモーツアルトはモノラル録音です。本当に1955年録音のシカゴ響かな~~? おなじモーツアルトを聴くなら同じ時代に活躍したワルターを聴きたい。

リムスキー=コルサコフ/交響組曲「シェエラザード」・・ライナーの統率力が感じられる名演だと思うのですが、正直、この曲はあまり好きな曲ではないので、聴くことも少ない曲です。

他の曲についても書こうとしたのですが、文章が雑になってきました。今日は、このくらいにしましょ・・・
HIROちゃんでした・・・

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コメント

シュレーゲル雨蛙

ライナーの名盤あれこれ。
 フリッツ・ライナー/CSOの名盤集にはてなというのも混ざっているらしいとのこと。
 半分くらい好きなのがあるので迷いますが、その半分をすでにレコードやCDで持っているので、ぼくは買わずともいいかな、です。
 好きなのは、まずウィンナワルツ集です。エリザベート・シュワルツコップが無人島に持っていく1枚に選んだとか。ワルター・レッグが何でぼくのレコード選ばないんだと怒ったというのは嘘ですが、「南国の薔薇」。木管が素敵です。
 R・シュトラウスやバルトークの作品もすばらしい。
 ベートーヴェンの英雄はモノーラルだけれど、キリッと引き締まった演奏です。さらにじつは運命がめちゃくちゃ筋肉質で鋼のような硬さと反発力のある佳演しかもステレオですよね。ぼくが中学生のときに初めて買った田園の廉価盤レコードもライナーでした(ステレオ)。
 HIROちゃんさんお好きでないという「シェエラザード」ですが、これはトラック3から聴いてみてください。ヴァイオリン! コンマスがすばらしい。
 不思議なのはチャイコフスキー。ピアノ協奏曲第1番。モノーラルですか? エミール・ギレリスとの録音はステレオだったはず。ぼくは廉価盤レコードで発売時期の異なるのを2種類持っていますが、これはレコードどちらもダメダメ音質。そのうちCD買おうか思ってそのまま放置です。これはどうしたことか。
 CSOはフルトヴェングラーを呼ぼうとしたら政治的理由で反対運動が起き、結局フルトヴェングラーが推したクーベリックがついたがこれもうまくいかず、とすったもんだの挙句にライナーでしたっけ? 忘れてしまいましたが、難儀の末にライナー着任ですが、ライナー時代のCSOは録音で聴く限りでは、ビシッとしていてすばらしい。オケの人は大変だったらしいけれども。

yositaka

メンブランは結構持っていますが、ライナーはありません。HIROちゃんさんのおっしゃる通りなら、音源の扱いに問題ありですね。ある根拠からこの社のものは市販盤のコピーを使っている考えられますが、そうであってもデータは正しく書いてほしいものです。
これらの多くは、本家発売のリビング・ステレオボックスに入っていておなじみですが、ギレリスのチャイコフスキーは入ってなかったと思います。でも、ライナーとは1955年10月29日録音のステレオ盤があるはず。それがモノラル録音とは奇妙ですね。
ライナーは、バルトークが素晴らしいほか「展覧会の絵」や「シェエラザード」もよく聴きます。ロッシーニの序曲もよかった。

HIROちゃん

はてな?・・間違いなく混じっていますね。
シュレーゲル雨蛙さん
コメントありがとうございます。

フリッツ・ライナー/CSOの名盤集にはてなというのも混ざっているのは、まちがいありません。モノラル録音のものが怪しいですね。
交響詩「英雄の生涯」は実は1947年のピッツバーク交響楽団、交響詩「ドン・ファン」も1954年録音と表記されていますが、これは1941年ピッツバーグ交響楽団でしょう。

ギレリスとのチャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番のモノラル録音・・・ステレオ録音のはずがモノラル、これは分かりません。

ウィンナワルツ集・・これあらためて聴いたら、いいですね~~
ベートーヴェンは何枚か持っていますが、おっしゃるとおりなかなかですね。
「シェエラザード」・・これは、どちらかというとリムスキー=コルサコフそのものが食べず嫌い的なことで、あまり聴いていないのです。音源は結構持っていますけどね・・再度、聴いてみましょう。。。

ライナーのCSO着任の経緯については知りませんでした。

HIROちゃん

音源の間違い・・・
yositakaさん、
コメントありがとうございます。
音源に間違いがあるのは、間違いありません。
シュレーゲル雨蛙さんの返信に書いた通り、ピッツバーク交響楽団のモノラル録音が混じっているようです。
ただ、ギレリスとのチャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番のモノラル録音・・・ステレオ録音のはずがモノラル、これは分かりません。

バルトーク/管弦楽のための協奏曲・・これは書いた通りの名演でしょう。
「展覧会の絵」や「シェエラザード」ですが、どちらの演奏が好きか?・・・と問われたら『展覧会の絵」です。
「シェエラザード」・・・再度聴いてみます。
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HIROちゃん

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Yahooブログからの記事は全て残っていますが、コメントまでは引っ越しできませんでしたので、Yahooブログでのコメントは全て消えています。また、写真等、お見苦しいところが一部あります。ご了承ください。

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