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名指揮者の名盤・名演奏(45)/フルトヴェングラー③/ブラームスの作品(交響曲全4曲他)

前回のフルトヴェングラーの名盤・名演奏②で紹介したモーツアルトの作品の投稿から、またまた間隔があいてしまいました。今回はフルトヴェングラー③として、ブラームスの交響曲を中心に作品の音盤を紹介します。

HIROちゃんのライブラリーとして、手元にあるブラームスの作品は下記の音源で、多くはありません。LPレコードは6枚、あとはすべてCD(BOX含む)です。

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交響曲第1番ハ短調Op.68

 ①ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 1952/01/27ウィーン楽友協会でのライヴ EMI

 ②ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 1952/02/10ライヴ DG

 ③ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 1953/05/18ライヴ MEMORIES

交響曲第2番ニ長調Op.73
 ①ウィーン・フィルハーモニー 
1945

 ②ロンドン・フィルハーモニー

  1948 DECCA

 ③ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 

  1952/05/07

  ミュンヘン、ドイツ博物館でのライヴ EMI
交響曲第3番ヘ長調Op.90
 ①
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1949/12/18

  ベルリン、ティタニア・パラストでのライヴ EMI、

 ②ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  1954/05/14 トリノでのライヴ

  ブルーノ・ワルター・ソサエティー

交響曲第4番ホ短調Op.98
 ①ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  1943/12/12ライヴ ブルーノ・ワルター・ソサエティー

 ②ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1948/10/24

  ベルリン、ティタニア・パラストでのライヴ、EMI
 ③ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1949/06/10

  ライヴ ブルーノ・ワルター・ソサエティ  LP 

  MEMORIES

ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  1949/03/30&04/04ウィーン楽友協会、

ハンガリー舞曲第1, 3, 10番

  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  1949/04/04ウィーン楽友協会、

ヴィオリン協奏曲ニ長調Op.77
 ①ユーディ・メニューイン
(ヴァイオリン)、

  ルツェルン祝祭管弦楽団
  1949/08/29-30、ルツェルン、クンストハウス、

 ②ジョコンダ・デ・ヴィット(ヴァイオリン)

  RAIトリノ放送交響楽団 1952/03/07

  ライヴ MEMORIES

ヴァイオリンとチェロのための

 二重協奏曲イ短調Op.102
  ヴィリー・ボスコフスキー(ヴァイオリン)、
  エマヌエル・ブラベッツ(チェロ)

 

 これらの中から交響曲を中心に、印象に残ったものをいくつか感想を書いてみます。

交響曲は、いずれの曲も素晴らしいのですが、特にライヴでは大きく動くテンポや、すさまじい迫力、重厚さと表現力の凄さが感じ取れる演奏が多い。

交響曲第1番は多くの録音が残されていますが、手元にあるのは3種類です。①のウィーン・フィル盤、②のベルリン・フィル盤が同じ1952年のライヴ録音ですが、どちらもスケールが大きく、緊迫感や凄まじい熱気が感じられる名演でしょう。第2楽章のヴァイオリン独奏も共に美しい。

 

 これまでは第1番や、第4番を聴くことが多かったブラームスの交響曲ですが、最近は第2番がとてもお気に入りで、聴くことが多くなった交響曲です。その第2番ですが②のロンドン・フィルの演奏も悪くありませんが、DECCAの録音としてはあまり音質が良くありません。③のベルリン・フィル盤は重厚な演奏で、第1楽章の旋律が美しく、終楽章も圧倒的なアチェルランドによる迫力などで荒れ狂っていてテンポの動きが激しい演奏。フルトヴェングラーらしいと言えます。

 

 第3番ですが、1949年盤と1954年盤の2枚があり、どちらもライヴ感のある名演ですが、1949年盤が凄い。古いモノラルですが特に第1楽章、第4楽章の両端楽章はテンポの変化が大きく、表現力の凄さを感じます。また貧しい音でありながら、会場の緊張感も十分に伝わってきます。

 

 第4番ですが、手元にある3種類ともライヴ演奏で、いずれも素晴らしい。1948年と1949年盤のどちらをとるか迷います。1948年盤も迫力が凄く、選ぶのが難しいのですが、ブルーノ・ワルター・ソサエティー盤のLPレコードと、CD(MEMORIES)で持っている1949年のヴィースバーデンでのライヴ盤が名演でしょう。当時のライヴ録音としては鮮明で、第3楽章のトライアングルの音が古いライヴ録音だと埋もれてしまい、音があまり聴こえませんが、この録音では驚くほど鮮明です。

第1楽章は冒頭からテンポが遅く個性的な演奏ですが、深い感情が伝わってきます。全体的にスケールが大きく、テンポの動きが激しい、濃厚な演奏と言えると思います。

 

 交響曲以外ですが、「ドイツ・レクイエム」は、荘厳さが感じられますが、音は良くありません。

ユーディ・メニューインと、ジョコンダ・デ・ヴィットの2人とのヴァイオリン協奏曲や、エドウィン・フィッシャーとのピアノ協奏曲第2番も音はイマイチですが、聴きごたえのある好演といえるでしょう。

 

 最初に書いたように、投稿の間隔がだいぶあいてしまいましたが、次回はフルトヴェングラー④として、ブルックナーの交響曲について紹介したいと思います。

 では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。

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コメント

ルーネスノヘヤボス・ロッチリアン・スパイクポイズンマウスモールマン・レパブリカチレ

クラシック曲のレコード
ジャズもですが、優雅な印象ですよね。
火垂るの墓で、最後の方にそのワンシーンがあって、物悲しいね。

今はもうCD💿で曲を聴く若者もいなくなりました。

HIROちゃん

CDを聴く人は少なくなりました。
若い方は、カセットテープなんて知らないだろうな・・・
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HIROちゃん

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