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追悼/小澤征爾さん/ストラヴィンスキー:春の祭典&ベートーヴェン交響曲/コンサートの思い出

 小澤征爾さんが亡くなられました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

小澤さんの車椅子での痛々しい姿を最近、テレビで拝見していましたが・・残念ですね。

小澤さんが亡くなったニュースを聞いたのが、HIROちゃんが心臓カテーテル手術を受け、退院した日の夜でした。つらかった手術中の痛みや苦しさ、そして心室細動で気を失い、心臓マッサージや3回の電気ショックで死の入り口?から復活したばかり。それらがまだ頭の中から離れずに気持ちが落ち込んでいただけに、小澤さんのニュースは「死」について考えてしまいました。

でも、やっと落ち着きましたので大丈夫です。

 

 さて、小澤征爾さんの録音した音源ですが、ボストン交響楽団や、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、新日本フィル、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団などとの録音盤として手元には約60枚のLPや、CDがあります。これらの演奏については、投稿中の「名指揮者の名盤・名演奏」として、今回とは別の機会に紹介したいと思っています。

 

 以前にも、このブログで小澤さんのコンサートに行った時の感想などを紹介していますが、家の中を探してみたら小澤さんのコンサートのプログラムが残してありました。

これまで、小澤さんの演奏を生で聴いたのは3回だけですが、3回ともとても印象に残った演奏会でした。

 初めて聴いたコンサートは1984年4月1日(日)の茨城県の日立市民会館大ホールでの「新日本フィル特別演奏会」でした。この時、小澤征爾さんはまだ49歳。ボストン交響楽団の音楽監督の時でした。


小澤春の祭典

 

 この時のプログラムは、ベートーヴェンの交響曲第8番ヘ長調と、ストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」でした。これまで何回か新日本フィルの演奏は生で聴いたことがありますが、とにかく、この時の小澤さん指揮の「春の祭典」はすごかった。いや、もの凄かった!・・打楽器の強打や、輝かしい管楽器など、それまで聴いたことがなかったオーケストラの凄まじい迫力! ホール全体が共鳴したようなffffの大音響!・・そして緊張感!と躍動感、生命力を感じる名演で凄演だった。

「春の祭典」はHIROちゃんの好きな曲で20種類以上のLPや、CDの音源をもっていて、ドラティや、ブーレーズ、デイヴィス、マルケヴィチらの名盤が手元にありますが、この時の小澤さんの生演奏は、それらよりも素晴らしかった。とても印象に残った演奏会でした。

 

 それから、しばらく小澤さんのコンサートに出かけるチャンスがなかったのですが、その後、生で聴いたのが、2014年の1月と5月、茨城県水戸市の水戸芸術館コンサートホールATMで行われた水戸室内管弦楽団の第89回と、第90回の定期演奏会での指揮です。(小澤さんは水戸芸術館の館長でした)


第89回

 

※ここからは、以前に投稿した文章を一部転記し、加筆したものです。

この2014年1月17日の第89回の水戸室内管弦楽団の定期演奏会では小澤征爾さんが指揮したのはベートーヴェンの交響曲第4番だけでした。体調を崩していた小澤さんの初めての復帰コンサートでした。

 友人が、つながらない電話を1時間以上かけっぱなしで、やっとゲットしていただいたチケットは何と最前列の小澤さんの直ぐ後ろの席でした。この時の演奏会は後日、NHKのEテレで放映されましたが、私と友人がテレビに映し出されていました。

 復帰後のコンサートということもあってか、指揮台の脇に椅子を置いていました。第1楽章が終わって第2楽章が始まるまで少し椅子に腰かけましたが演奏が再開されると、力強い演奏に聴き入ってしまったことを覚えています。ベートーヴェンの交響曲を室内管弦楽団の小編成で演奏するのもなかなかイイナと感じた演奏でした。

 

2014年5月25日の第90回水戸室内管弦楽団の定期演奏会


第90回

 

「ベートーヴェン:交響曲第7番」、小澤さんは正面でなく、団員と一緒に舞台の後ろから前に出てこられました。

 第1楽章が、やや早めのテンポで始まりました。小澤さんは、復帰されたばかりのためか、前回の演奏会同様に椅子を用意し、1楽章、2楽章の終わりで少し椅子に座り、息を整えていました。曲は楽章が進むにつれ熱が入る凄演!、とても少人数の室内管弦楽団の演奏とは思えない迫力。特に最後の第4楽章は圧巻の演奏、音が割れるほど?の金管、そして最も感動したのがティンパニ。なんと素晴らしい、正に「躍動を感じる生きた音」でした。これまで聴いたティンパニでは最も感動した音でした。前回の第89回定演時のベートーヴェン交響曲第4番より、素晴らしい演奏だったと思いました。

 小澤さんのベートーヴェンの交響曲というと、サイトウ・キネン・オーケストラとの全曲録音がありますが、この演奏は、録音のせいかもしれませんが、どちらかというと堅実な演奏で、ややおとなしい演奏に感じます。しかし、この水戸室内管弦楽団との第7番は、曲が終わると同時に、背筋がぞっとするほど感動的な演奏でした。(この時の演奏はCDでも発売されていますが、持ってはいないので当日と同じ感動した音が聴けるかどうかはわかりません)

 客席は割れんばかりの大拍手が続き、ほとんどの方がスタンディング・オベーション!何度もステージに団員全員の方と出てこられ、お客様にこたえていました。

 

そう言えば・・・

小澤さんの元妻でピアニストの江戸京子さんも先月(1月23日)に老衰で亡くなられましたね。小澤さんと離婚後も2人は互いに深い友人だったようです・・・この江戸京子さんのコンサートに出かけた時のプログラムも残してありました。

1975年4月24日、水戸市の県民文化センター大ホールで行われた新日本フィル・スプリングコンサート/江戸京子「協奏曲の夕べ」と題した演奏会、江戸京子さんは38歳でした。この時、小澤さんは新日本フィルの首席指揮者でしたが、この演奏会では当時、フィンランドの新進指揮者で、第1回カラヤンコンクールの優勝者のオッコ・カムでした。

 江戸京子さんの演奏した曲は、リストのピアノ協奏曲第1番変ホ長調と、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番ハ長調でした。

 

カム

 

あらためて小澤征爾さん、江戸京子さんのお二人のご冥福をお祈りいたします。

 

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。

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コメント

ルーネスノヘヤチェアマン・フィジクサイコロジーディサビリティマン・スモウクデリシャスヒュージラット・ウルティメイトレインボウパラキートマン

色々な方が
亡くなりますよね。
今は素晴らしい人や、偉人がなかなか出てこない。
政治家は本当、断末魔ですし。

HIROちゃん

ルーネスさん
そうですね。
おっしゃるとおりですね・・・
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HIROちゃん

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