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EL34ppアンプの製作 ④ 最終回

■EL34(6CA7)三極管接続プッシュプル・アンプ
 
   の製作 その④ 最終回
 
  ※2015/08/21 22:15 一部追加投稿
                    (ドライブ管の電圧について)
 
     1台のアンプの製作記事で、その④まで投稿するのは初めてです。
 今回は少しだけ長い記事になりました
 
  (1)出力トランスを東栄変成器のOPT-20Pに変更しました。
  (2)6L6/881/KT-66/KT-77等、とそのまま挿し替え可能
      なコンパチブル・アンプです。
  (3)最終の回路図と、配線の様子(シャーシ裏)を掲載しました。
 
■出力トランスの変更
 
  特に大きな問題は無いのですが、春日無線変圧器のKA-6635ですが、何となく音が金属的な音?で、柔らかな、しっとり感がない気がします。(シングルのOUT-54B-57は結構いい音なのですが・・・)音には人それぞれ、好みがあり、聴き方によっては、今回の音を「艶やかな音」とか、「高音がきれい」と評価する方もいるかも知れませんが、私好みの音ではありません。あるいは聴く人によっては「昔のマグネチック・スピーカーの音を高級にした音?」とかに表現するかも知れません。いずれにしても聴いていて少し疲れます。
 
 

 ちょうどジャンク箱に中古品ですが、東栄変成器の出力トランスOPT-20P(5KΩ)がありましたので、今日、交換してみました。
 簡単に交換と言いますが、一度組み立てたアンプのトランス交換は意外と面倒です。大きさが違ったりすると、シャーシの穴の変更や、他の部品も外してやり直さなければならないこともあります。今回も少しですが、ほかの部品を取り外しての交換となりました。
 
 
今回は、大きさが少し異なり、わずかに横幅がきつくなったので、2個のトランスを1cm位、取り付け部分を短くしなければなりません。2個そのまま、取り付け部分を重ねてもいいのですが、片側の高さが微妙に異なってしまうので、取り付け部をヤスリで短くし、さらに片側の部分を半分づつ切り落とし、取り付けました。
 


これでOK。
あとは、両端を少しヤスリで削り、短くします。
 
 
 
 
・・・・・ トランスの交換が終わり、只今、試聴中です。・・・・・
参考ですが・・後ろに見えるアンプは、VT-62/VT-25兼用のシングル・アンプ、左上に見えるアンプは、送信管の811Aシングル・アンプです。
 

 
 
 試聴の結果・・・・ウ~ン・・・あまりわからない・・・でも、良く聴くと、こちらのOPT-20Sのほうに軍配。音の柔らかさや、しっとり感では、春日より東栄のほうが良い気がします。総合すると私としては、完全に東栄の勝ち!・・・今回はトランスを交換して正解です。
 どちらも高級トランスではありませんが、OPTを上手く選定すれば、もっと良い音になるでしょう。今回はこれで良しとします
 
■コンパチブル・アンプ(兼用アンプ)として使用
   できます。
 
    さて、今回製作したアンプですが、単純に出力管を6L6系の出力管や欧州管のKT-66KT-77などを、そのまま挿し替えて使用することができます。6V6や6F6には少しプレート損失がオーバーしてしまいます。これらも・・・という場合には、B電圧やカソード抵抗などの調整が必要で、切り替えSWも必要になってくるでしょう。今回は欲張らず、6L6-GC (今回は5881を使用)との兼用アンプで十分です。
 因みに6L6や、6V6とEL34のソケット接続は異なります。6L6や6V6は管内でG3とKがつながれていますが、EL34は1番ピンがG3になっています。6L6や6V6は1番ピンはNCなので1番ピンと8番ピンをつないでおけば、6V6や6L6などのアンプでもEL34兼用とすることが可能です。
 但し、プレート電圧やプレート電流、バイアス電圧などの着地点をどの位にして兼用アンプにするかは、多少、工夫が必要です。
 
 今回の回路の定数だと、EL34でも6L6-GC(5881)でも、挿し替えるだけですが、Ep、I p、Egなど、各部とも全く同じ電圧、電流になります。どちらの球を使用してもプレート損失(Pd)は1本あたり、12.5Wくらいと軽い動作になっていますので、全く問題なく挿し替えて使用できます。
 
・・・・・ 5881に挿し替えて試聴・・・・
 

 
 う~ん・・・どうだろう・・・こちらもなかなか、ご機嫌な音で甲乙つけがたいのですが・・・・EL34のほうがいいかな~って感じです。
 
 ついでに・・・・出力トランスのカバー・・・どうしよう・・・
 まあ、今回はカバーなしでいいか・・・気が向けば考えて作りましょう。
 
■最終回路と配線の様子
 
  最終的にNFBはかけませんでした。・・・・
  基本回路は、シンプル・イズ・ベストです。
 
  ※2015/08/21 22:15 追加投稿。
 
      初段の5極部のプレート電圧が低くなっていますが、これ位
    でも十分ドライブできています。
        B電源部のデカップリング抵抗5.1KΩをもう少し低くすれば
    電圧を上げることはできますが、この回路では3極部と直結に
        なっているため、100V以上などにはできません。
     なぜなら、6U8ヒーター・カソード間耐圧は規格上90V、
    6BL8は100Vです。
        そのために3極部のカソード・アース間の電圧を少し低めの
    82Vにしています。
       (ヒーター・バイアスをかければ、電圧を高く出来ますが、単純
    にヒーター片側アースのため、この電圧としました)
 

 

※回路図の訂正
6U8のG2への820Ωは820KΩです。訂正します。

このブログでは、同じ回路のアンプの製作を、おすすめしているものではありません。また、アンプの試聴結果は、個人的な感想です。したがって、このブログ内記事の回路図等は、参考にしないで下さい。同じ回路のアンプを、お作りになるのは自由だとは思いますが、全て自己責任の上、製作くださるよう、お願いいたします。投稿者としての責任は一切持ちません。真空管アンプ製作は、高電圧等による感電死や、火災、火気事故、シャシー加工時での怪我など、注意が必要です。安全第一で楽しいアンプ作りをしましょう。
 

 
 使いまわしのシャーシと、中古のトランスなど、ジャンク品を多く使った今回のアンプでしたが、まあまあの出来でしょう。
近いうちに同じEL34アンプ同士で試聴会をやりたいと思っています。
 
では、今日は、このへんで・・・・HIROちゃんでした
 
 
 
 
 
 
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