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VT-52シングル・アンプ(2台分)

 今日はVT-52のシングル・アンプを2台、(CR結合、トランス結合の2台)を、まとめて紹介します。
   VT-52は、民生用の真空管ではなく、軍専用の真空管です。低電圧での電気的特性が45とほぼ同じ事から、「45スペシャル」 と呼ばれることもあるようです。
  しかし、45と電気的特性が、ほぼ同じといっても、外観は全く異なり、大きさも45より大きく、内部のプレートも下の写真のように、かなり大きく、見るからに良い音が出そうです。
 製造各社によってフィラメント電圧の規格が若干異なるようですが、写真のハイトロン社のものは6.3Vのようです。実は、この写真の他にも、2本あるのですが、UNITEDの商社?ブランドの新品ですが、元々のメーカーは不明です。

 
■CR結合VT-52シングル・アンプ
 
  このシングル・アンプは、多分、昭和50年代の初めのころに製作したもので、現在は壊して残っていません。回路図だけでの紹介となります。
  当時、「電波技術」という雑誌に製作記事があり、それを参考に作ったものです。「電波技術」の回路では76-76のドライブ。オールST管のアンプでした。
回路図を紹介します。このアンプは、無帰還のアンプですが、かなり芯のしっかりした音で、且つ力強さを持ったアンプだったように記憶しています。
 

このブログでは、同じ回路のアンプの製作を、おすすめしているものではありません。また、アンプの試聴結果は、個人的な感想です。したがって、このブログ内記事の回路図等は、参考にしないで下さい。同じ回路のアンプを、お作りになるのは自由だとは思いますが、全て自己責任の上、製作くださるよう、お願いいたします。投稿者としての責任は一切持ちません。真空管アンプ製作は、高電圧等による感電死や、火災、火気事故、シャシー加工時での怪我など、注意が必要です。安全第一で楽しいアンプ作りをしましょう。
 
■トランス結合VT-52シングル・アンプ
 (6A3/45/2A3/300B兼用コンパチブル・アンプ)
 
 まずは、アンプの外観から。。。。。大型の出力トランスを使用した重量級のアンプです。(これにボンネットがつきます)
 このアンプは1996年12月に作ったもので、現役のアンプです。
 

 
 

 
電源トランスと出力トランスの間にフィラメント電圧切替のスイッチがあります。275Aと表示がありますが、275Aは、持っていません。シャシー背面に見えるスナップスイッチはB電圧切替用のスイッチとなっています。
 
 
 このアンプはVT-52ばかりでなく、6A3/45/2A3/300Bも兼用できる、コンパチブル・アンプになっています。
  そのため出力管を挿し換えるたびに、フィラメント電圧の切替とB電源の切替、さらには出力管に応じて整流管も挿しかえるという、自分しか操作できないような少し面倒なアンプ。切替を間違えると球をオシャカにしてしまう可能性がある危険な恐ろしいアンプ!
 
■回路と使用部品等について
 
  このアンプに使用した出力トランスはタンゴの50W用シングルの7KΩです。このトランスは、以前、211(VT-4C)を900V位で動作させたアンプに使用したものですが、その後211は解体してしまい、このアンプに使用したものです。1次側が7KΩですがVT-52/45は7K、2A3/300Bの時は2次側の16Ωに8Ωを負荷し見かけ上、3.5KΩとしています。
 整流管ですが、VT-52/45の時は5Y3のST管タイプ、G管の5Y3-Gを使用します。また、2A3/6A3/300Bの時は5U4-Gを使用します。(その他にも適当に整流管を選択できます)
  コンパチブルにしたため、どの出力管もEp(プレート電圧)、Ip(プレート電流)曲線から見た適正なバイアス電圧とはなっていません。また、規格表などの動作例とも異なっていますが、いずれの出力管でもPd(プレート損失)はオーバーしていませんので特に問題なく動作します。
 VT-52/45のバイアス抵抗は一般的には1.5KΩを使用することが多いのですが、このアンプでは1KΩとし、電流を少し多く流していますが、逆にプレート電圧は若干、低目という低電圧大電流としています。(大電流というほどではありませんが・・・)
 2A3/6A3はVT-52/45とは反対にやや高目のEp、少なめのIpとなっていますが、この場合でもPdはオーバーしていません。
 ドライブ球は5965です。マニアの間では曲線性がイマイチのためか、ほとんど使用されていませんが、内部抵抗が6K程度と低い割にμが47と高いのが魅力で私は他のアンプでも使用しています。ここは、これまた、ほとんど使用されない12R-LL3をそのまま挿し換えが出来ます。12R-LL3も内部抵抗が低く、こちらのμは30です。
パラ接続とはせずに片ユニットだけを使用しています。
  なお、フィラメント電圧を変えるために全て交流点火となっています。そのために6.3V管のVT-52では多少のハムが出ますが、ほとんど感じないので良しとしました。VT-52専用とするならば、やはりフィラメントはDC点火がいいと思います。
 

 
このブログでは、同じ回路のアンプの製作を、おすすめしているものではありません。また、アンプの試聴結果は、個人的な感想です。したがって、このブログ内記事の回路図等は、参考にしないで下さい。同じ回路のアンプを、お作りになるのは自由だとは思いますが、全て自己責任の上、製作くださるよう、お願いいたします。投稿者としての責任は一切持ちません。真空管アンプ製作は、高電圧等による感電死や、火災、火気事故、シャシー加工時での怪我など、注意が必要です。安全第一で楽しいアンプ作りをしましょう。
 
 このアンプは出力トランスに50Wクラスの大型のものを使用した効果もあり、どの出力管でも豊かな音を出してくれます。
 特にVT-52では輪郭のしっかりした繊細さと共に、トランス結合のためか、音に力強さもあるような気がします。
 聴く曲や、その日の気分で出力管を挿し換えて聴くのも、コンパチブル・アンプの醍醐味ですね。
 
では、今日は、このへんで・・・・・・HIROちゃんでした。
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